12月の漢字「瀬」


12月も中旬となると、「年の瀬」という表現を使って、一年が終わりに近づいたことを思いながら、やり残すことのないように、残された日々を慌ただしく過ごされることも多いでしょう。

この「瀬」という漢字はもともと、「川の浅く流れが急な場所」という意味を表しています。流れが急なため、通るのも憚られるような、そんな危険な場所という意味もあります。

年の瀬、というと、のんびりと毎日を過ごしながら、もうすぐやってくるお正月を指折り数えながら待ち侘びる、というよりは、「今年もあと残り何日!」と少し焦りながら、慌ただしく年末を過ごしていく時期を指すのかもしれません。

この間、新春1月を迎えたかと思っていたら、春、夏、秋と季節は進み、季節は冬へ、今年もあと何日、と数える時期となりました。とはいえ、まだ正月を迎えるには、やりたいこと、やらなければならないことが多すぎるような気もします。残り2週間余りとなった令和4年。悔いの残らないよう、一時も「水」に流さず、この時を「頼り」に、「年の瀬」を過ごしてまいりたいと思います。

今年も一年間、お世話になり、本当にありがとうございました。皆さまにとり、良い年末・年始になりますように。