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1月14日より16日まで、第21回一先会書展が神戸原田の森ギャラリーで開催されました。私も出品させていただきました。書の世界は奥深く、同じ歌を書くにしても表現の仕方は様々で、同じ師匠の下で学ぶ弟子たちが書く作品のそれぞれは、どこか師の面影を感じさせつつも、やはりその人の個性もにじみ出ていたりして、思わず時間を忘れて見入ってしまうものばかりでした。
そんな中でも、わが師、柏木小鈴先生の作品は、柔らかさ、爽やかさ、潔さを感じさせる何ともしなやかな一作で、その線の美しさには、目を見張るものがあり、はるか先、届かぬ存在であることを知りながらも、見失わずにその背中を追い続けたいと想う自分がいたのでした。
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良き作品は心を洗い流してくれます。気持ちがすっきりした後は、甘いガトーショコラと、苦いブラックコーヒーで一息ついてから家路につきました。来年には1mmでも先生に近づけるよう、書と向き合う日を重ねていきます。